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​授業レポート

おばあちゃんと作る桜餅~美味しい春をいただきます~

おいしい春☆自然の恵みに感謝!

広島市内から高速バスで約一時間、北広島町大朝へ。バスから降りると澄んだ空気がすがすがしく、山の緑と桜のピンク空の青さの素敵な風景が広がっていました。市内では散ってしまった桜もここでは満開。今日の授業の会場は、北広島町大朝にある築120年の古民家「土居田屋」と周辺の里山。自然に触れたい、桜餅を自分で作ってみたい、、、など自然やおいしいものに興味のある学生10名が集まり、授業開始です。 囲炉裏を囲んで自己紹介の後、さっそく春の里山散策に出発です!まずは、山菜取りから。ヨモギなど食べられる野草を教えてもらい、みんなでかごいっぱいに収穫。「てんぷらにして食べる」と聞き、収穫にも力が入ります!次に畑に移動し、ぬたあえの材料となるわけぎの収穫を体験。前日の雨でゆるくなった土のおかげでスルっとスムーズに抜けました!そして、シイタケの収穫も体験させてもらえました。へ~、本当にシイタケってこうやってなっているんだ~とシイタケのできる様子は写真でしか見たことがなかった私はちょっと感動。取るときの触感や一つずつ違う表情をしたシイタケを観察するのも楽しい体験でした。その後竹林に移動し、たけのこ掘りを体験!地面から少しだけ出ているくらいがおいしいらしいので、靴底を地面に滑らせてたけのこを探します。見つけたらクワを使って掘り起こしそうとしましたが、すぐには抜けずにがっちり根が張っていて自然の力強さを感じました! 収穫した後は、おばあちゃんたちに作り方を教わりながら、昼食準備。カラッと揚がった揚げたてのてんぷら、ちょっとつまみ食いをしながらわいわいと準備しました。準備ができたら、みんなでいただきます。収穫したばかりの食材でできたおかずや、羽釜で炊いたご飯は最高~!!自然の恵みに感謝しながらおいしくいただきました! 昼食後はいよいよ桜餅作り!桜餅作りの名人のおばあちゃん直伝です。おばあちゃんにレシピを教えてもらいみんなで作ります。「もち米を十文字にしたところに砂糖を入れ込むんよ」「桜の葉は脈が出てる方が上」などコツを教えてもらいました。実際にやってみるとあんこが出てきてしまったり、大きすぎたり、そんなときもおばあちゃんが「あんこが出そうならパッチワークみたいに桜の葉で隠せばええよ」、「大きいのは責任もって自分で食べんにゃ~(笑)」などの突っ込みに笑わせられながらみんなで桜餅を作りました。桜餅に使う桜の葉の塩漬けも、おばあちゃんの手作り。今回使ったのはおばあちゃんが2年前に漬けた桜の葉だそう。身近にあるものを活かす事、何でも手作りできる、まさに「おばあちゃんの知恵袋」に感心しっぱなしでした。 おいしい出来立て桜餅と甘酒を飲み一息ついたところで、田んぼゼミの説明。今回の授業は人気企画「田んぼゼミ」の一日体験授業。これから始まる田んぼゼミでは、田植えからいただきますまでを体験できます。

最後の振り返りでは、「このような事が本当の贅沢だと思った」「今までで一番春を実感した一日だった」などの感想が。 ごはんの準備の合間や山菜取りの移動中に話してくれた昔からの知恵は、私にとっては新しく新鮮で貴重な体験になりました。自然の恵みをおいしくいただき、充実感たっぷりで家に帰りました~。これから始まる田んぼゼミでは、じっくりとお米を自分たちで作る中で感じる事がたくさんありそう。一回からでも参加できますので興味のある方、ぜひ参加してみてください!

■レポート/大下 愛 ■写真/鹿渡 成樹

------------------------------------------------------------ <授業詳細>

慌ただしく過ぎる毎日。 気がつけば草木が芽吹き、生き物たちがごそごそと動き出しています。 ここらでちょっと立ち止まって、 自然の中でいつもと違う“春”時間を過ごしてみませんか? 今回は、北広島町大朝にある築120年の古民家「土居田屋」と周辺の里山が教室です。 田舎の里山周辺を散策しながら、 春ならではの山菜を摘み、その場で料理して、 羽釜で炊いたご飯と一緒にいただきましょう。 そしておやつの時間は、おばあちゃんたちに桜餅の作り方を伝授頂きます。 これまたとびきりの春を味わって春を満喫です! この授業は、ジン大の人気ゼミ「大朝田んぼゼミナール」の1日体験もかねています。 いよいよ第5期が5月の田植えからスタートします。 みなさんも一緒に大朝で田植えや田舎暮らし体験をしませんか? -------------------------------------------------- 『大朝田んぼゼミナール』とは、 田植えから「いただきます」まで年6回、北広島町大朝に通い 大地と共に暮らす生き方を学び考えます。 田植えから育むお米作りを軸に、もち米から育てて餅をついたり、 梅酒を漬けたり、生命をいただく体験や囲炉裏を囲んで現地の方々と交流して、 様々な手作りを楽しみ、最終的にはオール手作りのご飯を作って食べることを目指します。 【授業の流れ】 9:30  わさーる産直館へ集合 9:40  会場(土居田屋)へ移動 10:00 授業開始 オリエンテーション  10:30 里山散策 山菜摘み 11:30 ごはん作り(山菜天ぷらなど) 12:30 昼食 14:00 桜餅作り体験 15:00 大朝田んぼゼミナール 第5期のご案内 15:45 記念撮影・レポート記入 16:00 授業終了 ※参加費1,000円がかかります。(昼食の食材、保険料など) ※雨天決行です。雨天・荒天の場合、フィールドワークを中止し、別の手作り体験プログラムに変更になることもございます。 【集合場所】 わさーる産直館 (広島県山県郡北広島町大朝2513-1) 【持ち物】 ・参加費:1,000円 (昼食の食材、保険料など) ・里山散歩ができる服装(スニーカー) ・タオル ・帽子 ・雨具(雨天決行です。天候に応じてご準備ください) 【交通手段】 お車か高速バスでお越しください。 ※集合は時間厳守でお願いします! ●高速バスの場合:9:26に 大朝IC駐車場広場 ▽大朝インターチェンジまでは、 広島駅から一般の高速バス(片道1,640円)が出ています。 広島駅発 8:00(浜田行き 高速バス)⇒大朝IC着 9:26 バスセンター 8:15 (浜田行き 高速バス)⇒大朝IC着 9:26 詳細はこちらから>>> ●お車の場合:9:30に わさーる産直館(広島県山県郡北広島町大朝2513-1) [地図:詳しくはこちらから>>>] 【当日連絡先】 070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局) ※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。 (授業コーディネーター 角田 茜) ===================================================== ※当授業は無料の学生登録をすることで、どなたでも受講できます。 ご希望の方はお申込画面へお進みください。 =====================================================

<先生>

松江 貞夫 / 百姓

大朝田んぼゼミナールで田んぼのノウハウを伝授してくださるお師匠さま。石油で農業をする前の昔ながらの暮らしぶりを知る生き字引。広島在住

<教室>

土居田屋と周辺の里山

住所:広島県山県郡北広島町大朝

現地のコーディネートをしてくださるNPO法人INE OASAの 事務局長 堀田さんのおじいちゃん家(土居田屋)と周辺の里山がフィールドです。

カテゴリ:【食/家庭科】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :12人

参加対象:どなたでも

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