飲んでみんさい! 広島の水
記念すべき社会科見学シリーズ第10回は「牛田浄水場」。 浄水場とは、いわゆる水のクリーニング工場。 川の水をきれいにして飲み水につくりかえるところです。 現在、広島市では牛田・緑井・高陽・府中4ヶ所の浄水場で50万㎥/日の飲み水がつくられています。1㎥は1,000リットルなので、50万㎥だと...5億リットル!!とにかくすごい量の飲み水が日々つくられています。 そのなかでも牛田浄水場は、全国で5番目の近代水道施設として明治31年の完成以来100年以上の歴史をもち、敷地内には当時使用されていた送水ポンプ室が水道資料館として保存されています。 ここからは、案内係の高木さんと一緒に実際にどうやって川の水を飲み水につくりかえているのか浄水場内の見学に出発。 ①着水井...取水場から送られてきた水をしばらく落ち着かせる。 ②混和池...細かい砂や土を沈めやすくするための薬品が注入された水をよく混ぜ合わせる。 ③フロック形成池...薬のはたらきでフロックという塊にする。 ④沈でん池...フロックを沈めて上澄みの水をろ過池に送る。 ⑤ろ過池...砂の層に通しさらにきれいな水にする。 ⑥消毒設備...次亜塩素酸ナトリウムで水を消毒する。 ⑦浄水池...飲めるようになった水を地下の池にためておく。 ⑧送水ポンプ...配水池を経由して、各家庭に送られる。 以上の過程で、実に8時間をかけて安心安全な水がつくられています。 この見学で最も印象に残ったことは、水質の変化に敏感な川タナゴを利用した水質監視体制を導入している点でした。 みなさんは、広島の水道水を飲んでますか? カルキ臭が気になるときはレモンを数滴入れると飲みやすくなるそうです。またボトルドウォーター「飲んでみんさい!広島の水」として、牛田浄水場の水道水が市施設等でも販売されてますので、ぜひ試してみてください。 飲んでみんさい!広島の水 ■レポート/鹿渡 成樹 ■写真/岩見 暢浩
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2014年07月17日(木) 10時00分 ~ 11時30分
教室:牛田浄水場
ジン大の社会科見学シリーズ、記念すべき第10回目は牛田浄水場見学!! 海外へ行って驚くのが、水道の水が飲めないこと。 日本では当たり前のように飲んでいますが、 実は、水道水が飲める国のほうが珍しいのです。 そんな水道水が実際、どのような過程を経て 私たちの元へ届いているのか知らない人も多いのでは? 広島市に水道が引かれたのは、明治31年。 現在まで100年以上、一度も断水したことはありません。 原爆が投下された時も、 職員の方が壊れたポンプを必死の応急修理によって 途絶えることなく、広島市内へ水が届けられたのです。 牛田浄水場をみんなで見学することで、 そんな広島の「水」について一緒に学びましょう! ~~~~「ジン大の社会科見学シリーズ」とは~~~~~~~ 広島には国内のみならず、世界でも注目される優良企業がたくさんあります。 そんな活躍する企業さんも、私たち広島人にとって誇りのひとつ。 また、普段の生活で関わりながらもあまり知らない公共施設も多いのでは? このシリーズは、 広島県内にある会社や工場などの『見学ツアー』に参加する特別企画です。 オトナの視点で社会科見学してみませんか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【見学の流れ】 09:45 アストラムライン牛田駅 改札口集合(ジン大フラグを目印に) 10:00 社会科見学開始/牛田浄水場見学(約1時間30分) 11:30 見学終了 ※案内担当者の指示に従って見学を行なってください。 【集合場所】 アストラムライン牛田駅 改札口集合(ジン大フラグを目印に) 【持ち物】 筆記用具 【入場】 集合場所へは、集合時間までに必ず集合して下さい。 なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。 【交通手段】 お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。 【当日連絡先】 070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局) ※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。 (授業コーディネーター 古川智恵美) ===================================================== ※当授業は無料の学生登録をすることで、どなたでも受講できます。 ご希望の方はお申込画面へお進みください。 =====================================================
<先生>
街のみなさん / ・_・
ひろしまジン大学の先生は、広島に関わる人たち一人一人。 みなさんが思い、暮らす「広島」を教えてください!
<教室>
牛田浄水場
住所:広島市東区牛田新町1丁目8−1 アクセス:アストラムライン牛田駅徒歩5分
広島市水道の創設と同じ明治31年に、現在の東区牛田新町一丁目につくられ、100年以上の歴史をもつ浄水場で、急速ろ過方式です。給水能力は1日11万m3で、浄水場内の牛田配水池と南区の黄金山配水池に送水して、市内東部地域及び安芸郡府中町・坂町へ給水しています。 敷地の一部は牛田総合公園や広島ビッグウェーブとして生まれ変わったほか、場内には水道資料館を設置しています。
カテゴリ:【社会科見学】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :10人
参加対象:どなたでも