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​授業レポート

お酒のすゝめ~自分好みの日本酒を見つけよう~

のんでみんさい 広島の酒

寒い冬は、鍋を囲んで熱燗で…なんて想像しただけでポカポカしてきませんか?そんな大寒の夜に、日本酒の楽しみ方を学ぶ授業が、西区の老舗「石川酒店」を教室に行われました。 参加した学生は、20代から60代の男性6名、女性9名の計15名。 先生は、利き酒師の資格を持つ荒井崇さんです。 京都の伏見、兵庫の灘、広島の西条はいわゆる日本三大酒処と呼ばれています。そんな酒造りが盛んな広島県には、じつに54もの蔵元があるのを知ってましたか?今回はその中から5つの蔵元のお酒が用意されていました。 はじめに、先生から日本酒の主な種類についてお話がありました。 純米酒とは、米と米麹、水のみで造られたお酒。吟醸酒とは、精米割合60%以下の米と米麹および水、醸造アルコールを加えて造られたお酒。大吟醸酒とは、吟醸酒の中でも精米割合が50%以下の米で造られたお酒。純米大吟醸酒とは、精米割合が50%以下の米と米麹、水のみで造られたお酒。 また、お酒のラベルには上記名称に加えて、原料の米、精米割合、酵母、日本酒度などが表記されているので、いろいろ見比べてみるのも楽しいかもしれませんね。ちなみに、日本酒度とはお酒の甘口辛口を表し、−(マイナス)が大きくなるほど甘口に、+(プラス)が大きくなるほど辛口になります。 ここからは、実際に飲みながら学んでいきます。 まず登場したのは、コップとワイングラスに注がれた2種類のお酒。飲み比べるとワイングラスのほうが香りが華やかで違いは明らかでした…が両者は全く同じお酒だったのです‼酒器によっても味わいが違ってくることは驚きでした。 そして日本酒は香りと味わいによって、大きく4つのタイプに分類されるそうです。 薫酒…華やかな薫り、軽快な飲み口が特徴。 爽酒…香り控えめ、キレのある飲み口が特徴。 醇酒…香り控えめ、コクのある飲み口が特徴。 熟酒…重厚な香り、旨みを伴うほどよい酸味と苦味が特徴。 異なるタイプのお酒を飲み比べていると、自分好みのお酒がわかってくるものですね。ちなみに私の好みは、醇酒でした。 ここまでは冷やでの飲み比べでしたが、ここからは温度の変化による違いを学んでいきます。ぬる燗(40℃)だと香りが大きくなりふくらみのある味わいになり、熱燗(50℃)になると香りはシャープになり辛口の味わいになりました。同じお酒でも温度の変化によって、様々な味わいを楽しめるのが日本酒の奥深さなんですね。 最後には、みんなで日本酒ハイボールまで造って盛りだくさんの授業でした。寒い冬は、自分好みの広島のお酒でポカポカしてみませんか? ■レポート/鹿渡 成樹 ■写真/中西 あい

------------------------------------------------------------ <授業詳細> 2014年01月20日(月) 19時00分 ~ 21時00分

教室:石川酒店

「日に日に寒さが増しておりますが、いかがお過ごしですか?」 「最近は、日本酒で体をあっためてますよ」 「なるほど、確かに熱燗がグッと沁みる季節になりましたけぇね~!」 な〜んて会話が聴こえてきそうな年末年始ですが… ここで質問!! “どうして日本酒が熱燗にむいているのか”知っていますか? 今回の授業では、日本酒について素朴な疑問を勉強しましょう! 原酒と醸造の違いって? 広島には西条以外にも酒蔵がいっぱいある? 冷や、ぬる燗、熱燗…どのお酒がどう適していて、どう違うのか? そして、自分好みの日本酒がどのタイプなのか?etc… 昭和13年に開業した西区の老舗「石川酒店」を教室に、 県内銘柄のお酒を試飲しながら、 食べる食材や、温度、使用する酒器などによって、 様々に表情を変える日本酒を楽しみながら学びましょう! 日本酒の初心者にこそ、受けて頂きたい授業かも? 後半は、 なんと日本酒をつかった、オリジナルカクテルにも挑戦。 2014年を、日本酒で景気良くスタートさせましょう! 【授業の流れ】 18:30 受付開始 19:00 授業開始 ◎お酒に関しての座学  ◎実際に飲んでみましょう~!  1種類のお酒を熱・温・冷・器を変えて・おつまみと一緒になどなど ちょっとしたことで、お酒の味が変わるということを飲みながら学んでいきます。 5種類のお酒をそれぞれ120ml飲めるので、600ml 4合(720ml)弱飲める計算です。 ◎オリジナル日本酒カクテルづくり 「日本酒を飲む」となると構えてしまいますが、 炭酸やレモンで割ってカクテルにすることで 手軽に飲めるようになり、「日本酒」の見方が変わります。 20:50 レポート・写真撮影 21:00 終了予定 ※授業内でお酒を飲みますので、お車、自転車でのご来場はご遠慮ください。 ※対象は、20歳以上とさせていただきます。 【集合場所】 石川酒店 【持ち物】 ・筆記用具 ・お酒を試飲する為の実費として1500円ご準備ください。 ※上記に含まれる実費 日本酒5種類の試飲(600ml )、カクテルづくりの材料、簡単なおつまみ(料理好きな荒井さん手づくり) 【入場】 集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。 なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。 【交通手段】 公共交通機関でお越しください。 【当日連絡先】 070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局) ※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。 ===================================================== ※当授業は無料の学生登録をすることで、どなたでも受講できます。 ご希望の方はお申込画面へお進みください。 =====================================================

(授業コーディネーター 安彦恵里香)

1978年生まれ。建築・不動産を辞め、地球一周の船旅へ参加。帰国後ピースボートスタッフとなり、地球を4周する。 広島への転勤がきっかけとなり、広島に移住し、核兵器廃絶キャンペーン「Yes!キャンペーン」の事務局長を務める。 勘と本能、行動力のみでひた走る、感覚人間。社会問題に敏感に反応。「胸につかえることはほっとけない、やりたいことは全部やる」がモットー。

<先生>

荒井 崇 / 石川酒店 営業

石川酒店の営業として9年勤め、FBO認定のきき酒師の資格をとり、お酒の楽しさを伝えている。宮島街道にぎやかし隊隊長として、共通チケットで参加店舗を飲みに回れる「飲み歩こうDay」というイベントを西広島や五日市で開催しています。

<教室>

石川酒店

住所:広島市西区古江西町3-2 アクセス:広電古江駅 徒歩3分

昭和13年に開業してから地域と共にある酒屋として育てられ、昭和60年頃からは、地域と共に歩みながら、お酒に対する情熱とこだわりで、スタッフが納得のいくワイン・日本酒を中心に、取り揃えています。2階部分には、試飲(有料ですが)も出来、週末の夜には「サロン・ド・イシカワ」としてワインや日本酒、焼酎を楽しめるスペースで定期的に講座を行っています。2006年『いい店ひろしま』受彰 ・店主:石川 清和  日本ソムリエ協会認定・ワインアドバイザー、FBO認定・きき酒師、フランス食品振興会認定・コンセイエ ・専務:石川 千津子  JWA認定ワインコーディネーター、FBO認定・きき酒師、焼酎アドバイザー、フランス食品振興会認定・コンセイエ ・荒井 崇 FBO認定・きき酒師 http://homepage2.nifty.com/nomisugi/

カテゴリ:【食】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :15人

参加対象:20歳以上の方に限ります

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