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​授業レポート

「男の、ゆかた~和装入門編」 ~お洒落男子のための、ゆかたの着付け講座~

広島オシャレ男子が着物に目覚める!? 明治・古民家での夕べ

ちまたじゃ「キモノ女子」、「着物乙女」がちょっとしたブームらしいけれど、着物に憧れる気持ちは男子も同じ!? とはいえ、いきなり一揃えするのはちょっと…。じゃあまずは浴衣からーと、ジン大「男の、ゆかた」授業、はじまりはじまり~。 教室は築100年を越える安佐南区古市の古民家。古き良き日本建築が凛とした空気を作り、今回の授業にはピッタリの環境です。ここは6月1日から、ヨガ教室・オーガニックカフェ・ヘアサロンのお店「寺子屋しゃんてぃ」としてオープンします。オープン準備の最中、特別に教室として提供してもらいました。 参加した学生は20代後半~40代のオトナなオトコたち。「20年ぐらい着てないのでこれを機に」「大人のたしなみとして着られるようになりたい」などなど、どなたも期待あふれる様子です。 さて、実際に着付けを教えてくれる講師は「放課後キモノ倶楽部」の板羽エミコさん。遊び心あふれる着物コーディネートで広島の「着物乙女」たちを牽引しているお方です。大広間にて、まずはiPad片手に着こなしの話から。和服の基本ルールはもちろん、江戸と上方での着こなしの違い、着物の『粋』ポイントなどをわかりやすく学びます。いわゆる着物が似合うとされているのが、恰幅がよい「肉質型」。デップリ恰幅よくないと着物は似合わないのか? 「いえいえ、そんなことはありません」とキッパリ、板羽先生。 今回は細身の体型でもサマになる『骨格型』の着方に挑戦します。 言うは易し。いよいよ実践編です。 浴衣選びのポイントは「自分的に1日中着ていて恥ずかしくないか(笑)?」。まぁ確かに。用意された浴衣から、着てみたい柄を選びます。角帯(かくおび)は先生がセレクトしてくれました。微妙な柄や色の違いで、モッサリして見えたり、カッコよく見えたり…、奥が深いもんです。浴衣を手にしたら3つのグループに分かれて着付けがスタート。 ワタクシがお手本代わりに着せてもらいます。浴衣をサッと羽織って腰紐を巻く。この紐の位置が重要なんです。いわゆる「腰パン」の位置に紐をしっかり巻くと…あれれれ、キツくない。「自分のツボ点がわかると、着崩れにくく、苦しくなりにくい。『骨格型』の帯の位置は下目の方が断然かっこいいです」。そして最難関課題の(個人的に思っている)帯締めへ。帯の端を二つに折って出したまま、ぐるぐる、ギュッ、をもう2回、余った端を内に入れて、結び目作って、後ろにグルッと回して、はい完成! ええ~っ、はやっ!! 「貝の口(結び目)のラインをシャープに作るのが粋とされています。男性の着付けは、慣れると簡単なんですよね」。急に男性陣の目の色が変わります。これなら自分たちもイケるとばかりに、1人が先生に教わる→教わった人が次の人に教え…、伝言ゲームのように次々とマスターしていきます。あれよあれよと誕生していくオシャレ着物男子たち。行うも、意外と易しでした。調子に乗った男子たち、お互いに「その貝の口、粋だねぇ」「コレはコレは、若旦那」なんて言葉遣いまで小粋になっていくじゃあありませんか(笑)。 粋に浴衣を着こなしたら、せっかくの古民家だし、大・撮影大会…とはならないのが男ならでは。スタッフに撮られるのはマンザラでもなさそうですが、もともと自分撮りに興味がない悲しいイキモノ。下駄を引っ掛けて道向かいの蔵(ヘアサロンに改装中)をのぞいたり、建物内を見回ったりと、各人が自由行動。何とか玄関前に整列してもらって若旦那衆をハイ、パシャリ。 再び大広間に集まって、着崩れた時の“カッコいい”直し方を伝授していただく。その後に待っていたのは『復習ターイム』!! 「覚えて帰っていただくために、帯締めをもう一度やってもらいます」ですって。時間計測されると否が応でも力が入ります。「よーい、スタート!」頭をフル回転させて、燃える男子たち。最短タイムはなんと1分切り!! 全員5分もかからず完成できました。 終了後、エクストラ授業として『たたみ方』も教えてもらい、誰にも迷惑をかけない『男の、ゆかた』完全修了。これでカンペキに「ひとりで着れるもん」!! 学生の方々も「この機会に浴衣がほしくなった」「タイムスリップしたような感覚だった」「帯の安心感がいい」など、大満足の表情でした。 まずは6月の“とうかさん”が、浴衣・実戦デビューの舞台ですね。今年の夏は、オシャレ着や普段着に浴衣を着こなす『広島着物男子』がぼちぼち増えていくはず! 夢のキモノライフが広がっていきますねぇ。では勝手に結成します、ジン大男子着物部、部員募集中!! (ひろしまジン大学スタッフ キクイヒロシ)

------------------------------------------------------------ <授業詳細> 2012年05月18日(金) 18時00分 ~ 20時30分 教室:寺子屋しゃんてぃ

広島の代表的なお祭りのひとつ「とうかさん」は、別名「ゆかた祭り」とも言われています。 毎年、華やかなゆかた姿の女性たちが街を行き交う姿は、 すっかり広島の風物詩の一つとして定着してきました。 でも、ゆかたのオシャレを女性だけのものにしてしまうのはもったいない! 広島ならではの風景として、ぜひ男性の皆様にもゆかたを楽しんでもらいたいと考え、今回の授業を企画しました。 最近では若い世代の間でも静かなブームとなっている和服のオシャレ。 和服には季節やTPOに合わせその種類や着付けの決まりごとがあるなど、 なかなか奥が深いところもありますが、初夏のこの時期に楽しめる「ゆかた」なら、初心者でも気軽にチャレンジすることができます。 洋服とはまた違った趣のある和装姿に、いつもとは違ったあなたを演出できること間違いなし。 また、年齢を重ねていく中で長く楽しめるのも和服の魅力です。 この授業をきっかけに、新たな「モテキ」到来かも? 「とうかさん」直前のこの機会に、男性のあなたもぜひゆかたにチャレンジしてみませんか? 【授業の流れ】 17:30 受付開始 18:00 授業開始   ・講師紹介   ・学生さん自己紹介   (最近とても気になっていることを発表しながらの自己紹介) 18:15 和装について講師の先生からお話   ・男性の和装について   ・着物コーディネートの楽しみ方など 18:30 浴衣選び開始 18:40 トイレ休憩 18:50 着付け開始   ・先生にポイントを説明しながら着せ付けを手伝って頂きます。 20:00 着付け完了&記念写真撮影 20:15 授業の感想発表&レポート記入 20:30 終了 【注意事項】 ※男性限定の授業です。 ※浴衣はご用意しています。 【集合場所】 寺子屋シャンティ (広島市安佐南区古市2丁目6-1)  アストラムライン「古市」駅から徒歩3分。 【持ち物】 ・襟ぐりの深いタイプのTシャツや肌着 ・薄手の短パンなど ※Tシャツ・短パンなどは浴衣の下に着用します。着用したまま来ていただいてもOKです。 ※浴衣は人数分ご用意いたしておりますが、ご自分の浴衣を使用したい方はお持ちください。 【入場】 集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。 なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。 【交通手段】 お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。 (授業コーディネーター 河野尚子)

<先生>

板羽エミコ / 着付け講師 「放課後キモノ倶楽部」主宰

2010年9月より広島市にて着付け教室『放課後キモノ倶楽部』をスタート。アンティーク着物を中心にオリジナリティー溢れる着物と和装コーディネートを提案しています。アンティーク着物を愛し、広島のまちをセンス良いオシャレ着物女子で埋めつくしたい野望を抱えながら日々奮闘中。 現在は「ハジメテ着物体験」で着物に興味のある女子に「着物を着る楽しさ」を経験していただき、日々ウキウキとした女子力を上げるお手伝いをさせていただいています。広島在住。

<教室>

寺子屋しゃんてぃ

住所:広島市安佐南区古市2丁目6-1  アストラムライン「古市」駅から徒歩3分。 (アストラムライン「本通り」「県庁前」から「古市」へは乗車15分程度) 駐車場はございませんので、お近くのパーキング等に駐車のうえ、お越しください。 地図を見る

古くから地域の中心となっていたお寺のように、繋がりやご縁を感じられる古民家を舞台とした人々の集いの場。Shanti Yogaさんでは、ヨガ、カフェ、ヘアサロンを通じて、ここからオーガニックなライフスタイルを提案しています。

カテゴリ:【ファッション】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :10人

参加対象:【男性限定】 ファッション・和装に興味のある方

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