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​授業レポート

子供ドレーピング教室 ~1日デザイナー体験☆~

「こどもドレーピング教室~一日デザイナー体験~」

ポカポカ天気に恵まれた授業当日。 今回の教室は「キヲクの再生ビル」、パルコ本館の西側、閉鎖されているビルを再活用したアート発信ベースの4階でした。かわいい壁画が描かれた外壁や素敵なステンドグラス風の窓が印象的な、想像意欲を掻き立てるにふさわしい空間でした。 この授業に参加したのは親子5組、6人の子どもたちがデザイナーにチャレンジ! 女の子5人と男の子ひとり。 年齢は5歳から9歳まで、もちろん全員が初めての体験☆ ちょっと緊張気味での授業開始でした。 最初は座学。「ドレーピング」や「デザイナー」という仕事について、田端先生が映像を交えながら丁寧に説明して下さいました。 ドレーピングとは、デザイナーさんが服を作る際に、マネキンのような仮ボディに布をかけながら服の形を決めて行く工程のこと。 とにかく「百聞は一見に如かず」ということで、田端先生含め3人のデザイナーさんによるドレーピングショーが開幕!軽快な音楽に乗せ、どんどん形になっていく洋服に、大人も子供もスタッフも(笑)釘付け! 3人ともに個性があり、普段は中々見ることが出来ない貴重なショーに拍手喝さいでした。 休憩を挟んで、ここからの主役は子どもデザイナーたち。 まずは6人が一つのテーブルを囲み、洋服の形が描いてあるシートにデザインをするところから。最初は「どうしよう」と戸惑っていた子どもたちが、どんどん集中していきます。 30分かけて、カラフルで個性豊かな洋服のデザインが誕生。 続いてドレーピングを初体験。 まずは自分の書いたデザインに似た布を、持ってきた古着からセレクトして裁断。この布を「グル―ガン」というスティック状の樹脂を熱で溶かして接着する道具を使い、下地のワンピースに次々と貼っていきます。 初めての洋服づくり体験に、時間を忘れて作品を仕上げて行く子どもデザイナー。そのデザインの再現率と言ったら、先生たちも驚くほどの素晴らしさ!!スタッフ一同、デザイナーのアシスタント状態で、言われるがままにお手伝いさせていただきました! ・・・ちなみに、その間のお母様方は横のテーブルでお茶をしながら談笑をして、洋服のデザインについては子どもデザイナー&スタッフに完全まかせっきり。子どもたちが集中していた分、ママトークも大盛り上がり!(笑) 子どもたちの自主性を尊重したいという田端先生の方針が、自由で素敵な時間を生み出していました。 60分の創作時間を終えて、6体の洋服デザインが完成。 6人の様々な個性が、素晴らしい作品を生み出しました! 自分たちの感性で一つの作品を作り出した子どもデザイナーたち。 「自分で選ぶという事の楽しさ」を、この授業を通して学んでほしいと言っていた田端先生の思いも、十分に伝わったのではないでしょうか。 子どもたちの可能性を生で見ることが出来て、私たちスタッフの心にも明るい日本の未来が思い浮かぶような素敵な授業でした。 (ひろしまジン大学スタッフ 森本記子)

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2012年04月21日(土) 13時30分 ~ 16時00分 教室:キヲクの再生プロジェクト開催ビル

「デザイナー」。 ファッションに興味がある方なら、一度は憧れる職業です。 パリコレや東京ガールズコレクションなど、 新しいデザインの洋服をモデルさんが着て歩くそれらのショーは、 たくさんの人々が注目し憧れる、とても魅力的なもの。 そんなきらびやかなイメージのファッション業界で服のデザイン全般を担うのが 「デザイナー」だということは、知っている方も多いはず。 けれど実際のところデザイナーがどうやって服をデザインしているのか・・・ ご存じ無い方も多いのではないでしょうか。 私も、デザイナーと言えば紙の上で人の絵に服を描くのが仕事だと勝手に思っていたのですが、 実際には、描いたデザインをもとにマネキンのような人形(洋裁用ボディー)に布を掛けて 余分な部分を取り除いたりしながらカタチを完成させるそう。 そして実はこの工程こそが、 今回のテーマ「ドレーピング」なのです。 この授業では、親子で『ドレーピング』にチャレンジしちゃいます。 デザイナーが実際に服をデザインしていくのと同じ様に 自分の描いたデザイン画をもとに洋裁用ボディーに布を切り貼りし、 1人1体、自分だけの服デザインを完成させます☆ 少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、 先生の田端さんは普段から「子ども洋裁教室」を開いていて 初めてのお子様でも簡単に、楽しんで取り組める内容になっています。 自分で「選び」、「完成」させるという喜びと、 やれば出来るという体験により得た「自信」は、 子どもたちにとって、貴重な体験になるはずです。 三宅一生さんなど多くのデザイナーを生んでいる広島。 今から始めれば、将来世界を背負うデザイナーになる・・かも!? 当日はどんな面白いデザインが誕生するのか? お楽しみに!! 【授業の流れ】 13:00 受付開始 13:30 授業開始 13:40 服作りの工程を学ぶ 14:30 ワークショップ開始 15:20 デザインの発表 15:40 記念撮影・レポート提出 16:00 授業終了 ※材料費として1家族につき\500と、保険代お1人\100をご用意下さい。 ※汚れても良い服装で参加をお願いします。 【集合場所】 キヲクの再生プロジェクト開催ビル 【持ち物】 ・材料費\500(1家族) 傷害保険代\100(1人) ・ハサミなどの洋裁道具(あれば) ・もう使わない服、布切れ(切ったりしてもいいもの) ・色鉛筆(あれば) 【入場】 集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。 なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。 【交通手段】 お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。 (授業コーディネーター 野田 夏梨)

<先生>

田端聡 / アルチザン

刺繍、縫製会社で8年経験。その間、石田あさきトータルファッション専門学校でパターンの勉強、服作りなどを学ぶ。2011年、synapseとして独立。 服作り全般 (メンズ、レディース) パターン検定2級、 縫製経験9年、 パターン、 縫製、 ジャガード刺繍、 刺繍プログラム、 ファッションデザイン 生地選び全てこなします。 既製服 オーダーメイド リメイク リフォーム かぶりもの 子供、大人の洋裁教室など。2011年にデザイナー3人の fasci(ファッシ)とSHAREFL(シェアフル)さんとHiroeさんのグループ展『white』を開催。2012年ビルを内外壁まるごと使用したアート企画『キヲクの再生』3/10~5/上旬出展。Butai~ものづくりたちのパレード~で洋服を販売。2012年は広島を拠点に活動する。職人をアピールする活動などに力を入れていきます。

<教室>

キヲクの再生プロジェクト開催ビル

住所:広島市中区本通9-5 アクセス:パルコ本館西側、並木通りロータリー目の前のビル 地図を見る

現在「キヲクの再生プロジェクト」を開催中。 広島の作家さんが3月から3か月間作品を展示しています。 広島アーティスト作品が一挙に見られるというコンセプトをもとに、たくさんの作品が集う場所です。 外観はビル3棟をまたぐ巨大アートで囲まれ、ビル内もそれぞれの階ごとにたくさんのアートが展示されています。今回は、最上階の音楽イベントスペースをお借りします。 Project NOW! キヲクの再生 ホームページ

カテゴリ:【家庭科】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :5人

参加対象:親子5組 ※小学生のお子様連れ限定の授業です ファッションやもの作りに興味がある方 / デザイナー志望のお子様

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