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​授業レポート

広島野球の新聖地を巡る ~マツダスタジアムの秘密に迫る~

広島野球の新聖地を巡る ~マツダスタジアムの秘密に迫る~

新たな野球の聖地が誕生して約2年。みなさんはマツダスタジアムのことをどこまで知っていますか? 今季のカープへの実力はどんなものか把握していますか? 球場を知り尽くした上で、今季のカープを楽しむという欲張りなプランが実現しました。 当日は朝から晴天に恵まれた上に、気温も上昇して授業開催日にしては最高の1日になりました。中には、真っ赤なヘルメットに背番号「1」前田智徳選手のユニホームを着込んできた生徒さんまでいました! それに比べて、コーディネーター・中牟田、カープ談義の先生・松藤さん、古高さんの服装は地味すぎました(笑)。 最初の目的地は「大州雨水貯留地」。球場内のいろんな場所を巡ったメディアや関係者でさえ、ほとんど入ったことのない未踏の場所です。おそらくカープの選手らもほとんど、この場所の存在を知らないのではないでしょうか? 大州水資源再生センターの山田さんに案内していただいて、グラウンドの真下部分に潜入しました。この地に降った雨を貯めて再利用することを目的として造られました。グラウンドへの散水、トイレの水として利用されているのです。この場所はJR広島駅周辺の浸水対策も兼ねています。1時間40ミリ前後の降雨があって周囲の下水道施設で対応できなくても、雨水のルートを辿って、この地下部分に貯めることができるのです。 雨水の通過するパイプの備えられた明るい通路を通って、目的地の「雨水貯留地」に入ります。携帯電話の通じない密室の空間。中には案内用の街灯がかすかに灯るだけ。“整備中の地下都市”のような雰囲気を醸し出していました。天気がよかったこともあり、残念ながら?水気はありません。「滅多に来られる場所ではないですからね」。不思議な空間に生徒さんも携帯やデジカメで写真を何枚も撮っていました。「ポンプを使用しての消費電力」「グラウンドに巻く水が足りなくなる8月」のことなど、山田さんの話にも熱心に耳を傾けていました。 地上に上がって、マツダスタジアムのコンコースで散策。入場した瞬間、広島で残って練習するマエケンや斉藤投手らのキャッチボールする姿も見えました。あっという間にロッカーに消えたのは残念でしたが…。 最後は今季のカープをめぐるディスカッションです。皆さんの自己紹介後、松藤さん、古高さん、私・中牟田を交えての順位予想、「どうすればカープが強くなるのか?」など論議していきます。広島ホームテレビで実況を担当する松藤さん、アスリートマガジン編集長の古高さんがカープへの思い入れを語ります。生徒さんもうなずきながら(たまには否定的な態度で?)聞き入っていました。最後は生徒からの質問コーナー。1991年以来、リーグ優勝から遠ざかり、13年間連続でBクラスということもあり、カープへの熱い思いが伝わってくるひと時となりました。「もっとカープ談義する時間があれば…」と思うほど、あっという間の3時間でした。 環境問題、今季のカープの両面を巡る授業でした。広島人として、できることなら今後は両方ともに関心を持っていただきたいです。マツダスタジアムでは、カープ試合観戦はもちろん、ベンチやロッカーなどを巡るスタジアム見学ツアー(有料)も行っています。興味のある方はカープ、あるいはマツダスタジアムのホームページを見てくださいね。 (授業コーディネーター 中牟田康)

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2011年03月19日(土) 09時50分 ~ 13時00分

教室:MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

『MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島』が開場して2年が経ちます。 大リーグを彷彿とさせるデザイン、 砂かぶり席、寝ソベリア、鯉桟敷…のユニークな観客席等、 広島野球の新聖地”ズムスタ”は、様々な魅力に溢れています。 広島はもちろん、全国からも多くの方が足を運び、 もはや広島の新観光名所といっても良いでしょう。 しかし、この球場を知り尽くしたアナタでも、 “グラウンドの真下”を見たことはないはずです! 今回はマツダスタジアムの地下部分を特別見学する授業を用意しました! 実はマツダスタジアムの地下には 広島にとって、とても重要な巨大施設が鎮座しているのです。 広島市下水道局・大州水資源再生センターの山田所長に案内してもらいながら、 地下部分の秘められた機能に迫ります。 もちろんマツダスタジアムのコンコース部分もしっかり見学。 新たなモニュメントなども見て回ります。 その後、広島アスリートマガジンの古高編集長を交えて、カープ談義です! 今年のカープはどうなる?マエケンはいくつ勝てる? 栗原のホームランは?福井は新人王が獲れる?などなど…。 今季のカープについてディスカッションしましょう! カープやマツダスタジアム大好きな方はもちろん、 環境問題に興味のある方にもオススメの授業です! やっぱカープが好きじゃけぇ!! 【授業の流れ】 09:20 受付開始 09:50 授業開始 授業に関する説明、注意 10:00  (1)大州雨水貯留地見学(40分間)、質疑応答 11:00  (2)マツダスタジアムのコンコース見学(30分間) 11:45  (3)スタジアム内会議室で講義      ・今年のカープはどうなる?・質疑応答など… 12:45 記念撮影・アンケート記入 13:00 授業終了 ※今回の参加者は高校生以上の方に限らせていただきます。 (「貯留地」内での自由な動きが制限されているため) ※授業前日、当日の天候次第で授業内容を変更する場合があります。 【集合場所】 マツダスタジアム 正面ゲート付近(グッズショップ前) (JR広島駅南口、広島電鉄・広島電停より徒歩約10分。広島電鉄・的場町電停より徒歩約10分) 自動車の場合、敷地内に駐車場はありません。 自転車、バイクの方は南側駐輪場(無料)をご利用ください。 【持ち物】 ・懐中電灯(あれば便利です) ・滑りにくい靴を履いてきてください。 【入場】 集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。 (遅刻された場合、最初の大州雨水貯留地の見学ができない場合があります) なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。 当日キャンセルの場合、下記の連絡先にご連絡下さい。 【交通手段】 お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。 (授業コーディネーター 中牟田康)

<先生> 山田賢次 / 広島市下水道局・大州水資源再生センター所長

広島市出身。広島市に30年以上勤務。経済局、環境事業局などを経て、現在は大州水資源再生センター所長。現在月に数回、環境団体などを中心にマツダスタジアムの地下を案内している。休みの日に、マツダスタジアムでビールを飲みながら野球観戦することもある。

古高崇幸 / 広島アスリートマガジン編集長

広島市出身。生まれてから30年間、ずっとカープファン。子供のころ、中日ファンだらけのナゴヤ球場でカープの帽子を被って応援する情熱は現在も変わらない。「カープファン、サンフレッチェファン、広島スポーツファンなら『広島アスリートマガジン』を!!」。同マガジン編集長。

松藤好典 / 広島ホームテレビアナウンサー

広島県三次市出身。カープ、高校野球の実況を担当。特に、岩本選手、白浜選手ら広島県内の高校からカープに入った選手への思いを誰よりも熱く語る。 サンフレッチェを含め、県内のスポーツはお任せ!

<教室>

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

住所:広島市南区南蟹屋2-3-1 JR広島駅南口、広島電鉄・広島電停より徒歩約10分 広島電鉄・的場町電停より徒歩約10分 広島東洋カープの新本拠地。高校野球や少年野球大会などでも利用されている。試合のない日には、一部開放されている場所を見学することもできる。 website:http://www.mazdastadium.jp/index.html

カテゴリ:【環境 / スポーツ】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :30人

参加対象:カープ、マツダスタジアム、または環境問題に興味がある方等。

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