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​授業レポート

ハッピースピーチ ~人生を楽しくする話し方~

スピーチから始まる日常のハッピー

処暑を過ぎてもまだ暑い9月の日中の日差しの下、上八丁堀のリーガルビル2F「Ant-Hiroshima研修室」に男女13人が集合。女子高生から40台男性まで生徒の層は幅広く、男女比はほぼ半々。スピーチに興味を持つ人って年齢性別関係ないんですね。 スピーチを通して、自分自身の気持ちをより深く知ること。相手の気持ちを理解することの大切さ。大勢を前に話す場合に限らず、1対1のコミュニケーションでも応用できる技術であること。まずは座学として今回の授業テーマ、パブリック・スピーキングの概要が説明されました。 国際コンテストをはじめ経験豊な久松先生ですが、実は昔は「仲良くなると喋れるけど、それまでなかなか喋れない」人だったそうです。好きな人に「好き」って言えばよかった…、ケンカしたあとの「ごめんなさい」や、お世話になった人への「ありがとう」が言えなかったという後悔が、話す技術に興味を持ったきっかけだったのだとか。あーわかるわかる!と自分自身も共感しつつ、冒頭から授業への興味が高まります。 次に3~4人のグループに分かれて、自己紹介からのスピーチ実践です。先生からのアドバイスは、話題をひとつに絞り、個人的なエピソードを交えて話すこと。中国語、カメラ、ツイッター、ワイン、etc…。スピーチを終えると、ワインの○○さん、カメラの○○さんという感じで、お互いの印象が深まり、すっかり親近感を覚えていました。 続いての実践は、さらに即興性が高いもの。あらかじめ用意された何枚かのカードを引いて、そこに書かれたお題に沿って即スピーチ!という無茶振り(笑)特訓です。スピーチ後にはグループ内のメンバーからカードに書かれた感想を手渡されます。 ちなみに僕のスピーチには「話が脱線した?でも戻ってきて上手だった」「冗談を交えてもいいかも?」「若者らしくてよかった」「結論→理由→内容を詳しくという流れがよかった」などの感想が。嬉し恥ずかしの即レスポンス。楽しさと不安(ドキドキとゾクゾク)が入り交じった、一番怖いけど一番気持ちいい瞬間でした。ラジオの公開録音って多分こんな感じ?とか、勝手に妄想を膨らませながら(笑)。 最後に、大まとめとして、授業の参加者全員を聞き手としてのプレゼンテーション・スピーチを行いました。お題は「あなたにとって、広島で一番好きな場所を教えてください」。話したい人から挙手制で順番を募ったのですが、これまでの演習で話すことの楽しさが身に染みて快感に変わってきた僕たち。あるグループの女子生徒さんが「われ先に!」とスピーチに挙手。次のグループでも「俺が!」「私が!」と同時に声が上がり「どうぞどうぞ」「いえいえ、そちらがお先に(笑)」と皆さん積極的です。 地元の映画館、音戸の早瀬大橋、元宇品のプロムナード、などなど十人十色のフェイバリット・スポットが上がります。「広島の『川』の風景が好き」という発言があれいれば、「川は川でも『流川』が好きです!」と会場大爆笑の発言も(笑)。他にも、中年の方が元気で人との繋がりがある、生徒さんの地元のエピソードなどを通して、広島には人に愛されている場所が沢山ある!という発見もありました。 スピーチって、単純に話すことが上手くなるための、ある意味テクニックみたいなものかと思っていました。でも実際は、人の話を聞くために自分が話すことでもあり、相手の考えを理解するため、自分の考えを理論的にも感情的にも、より深く掘り下げていく行為でもある。きっとこれから先、誰かと話す日常的な場面から、もっとハッピーを感じられる自分になれそうです。 今回参加された生徒の皆さん、久松先生をはじめ授業をサポートしてくださった「もみじトーストマスターズクラブ」の皆さん、ひろしまジン大学のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。 (ひろしまジン大学 生徒 夏目和晃)

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2010年09月18日(土) 15時00分 ~ 17時00分

教室:Ant-Hiroshima 研修室

結婚式のスピーチで、頭真っ白になっちゃった…。 仕事の飲み会。乾杯の挨拶って何を言えばいいの? プレゼンで気の利いた小ネタでも言ってみたい! 私の気持ちをあの人に届けたい。 スティーブ・ジョブズやオバマ大統領のようにはいかなくても、 自分のスピーチで人を惹き付けたり、笑わせたり、 時にはほっとさせたり…、できたらいいなぁ。 この授業では「スピーチする術」を優しくひも解きます。 自己紹介や即興、プレゼンテーションなどの場で、 すぐに活用できる話し方から、緊張しないための秘訣など。 優しく段階的なレクチャーやワークショップを通して、 コミュニケーションの基本「伝える力・聞く力」を学んでみませんか? 「ハッピースピーチ」で人生を楽しく! 授業が終わる頃には、いつもよりハッピーな自分に出会えるかも。 【授業の流れ】(予定) 14:30 受付開始 15:00 授業開始  1.Lecture   【パブリックスピーキングの重要性】   【自己紹介スピーチのコツ】  2. Workshop  3. Lecture   【即興スピーチのコツ】  4. Workshop  5. Lecture   【プレゼンテーションのコツ】  6. Workshop  7. 授業の振り返り 17:00 終了 【注意事項】 授業は日本語で行われますが、英語が話せる方は英語でワークショップに参加することも可能です。

<先生>

久松知香 / もみじトーストマスターズクラブ 会長

広島トーストマスターズクラブに在籍。岡山、東京への転勤を経て2009年に帰広。 106ヶ国、25万人が在籍する世界を代表するスピーキングクラブ、トーストマスターズのプログラムを、日本語で学べる環境を作りたいという思いから、広島初のバイリンガルクラブである『もみじトーストマスターズクラブ』を設立準備中。 http://momijitmc.main.jp/

2005年 国際スピーチコンテスト(カナダ開催) 日本代表 2009年 国際スピーチコンテスト(アメリカ開催) 日本代表 トーストマスターズ・インターナショナルは、話し方、パブリックスピーキング(人前で話すこと)、リーダーシップ・スキルの上達を目的とする、アメリカ発祥の国際的な非営利教育団体です。http://www.district76.org/ja/

<教室>

Ant-Hiroshima 研修室

住所:〒730-0012 広島市中区上八丁堀8-14 安芸リーガルビル2F

NPO法人Ant-Hiroshimaの研修室です。 (安芸リーガルビル内) Ant-Hiroshimaは、平和都市・広島を活動の拠点とし、平和教育、平和構築活動、平和文化の創造、募金活動などさまざまな事業を行うNGOです。一人一人の力はアリ(ANT)のように小さいけれど、小さな力を集めて大きな平和を実現していきたい、という想いが込められています。

カテゴリ:【コミュニケーション】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :20人

参加対象:どなたでも。


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