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​授業レポート

Imagineひろしま ~みんなで話そう!広島のこと~

Imagineひろしま ~みんなで話そう!広島のこと~

5月15日。晴天に恵まれ、ファンファーレでスタートしたひろしまジン大学の開校日。そんな開校日にピッタリの授業が行なわれました。 『Imagineひろしま みんなで話そう!広島のこと』 会場は、広島県立美術館の講堂。普段はイスの並ぶそのフロアに、直接座布団を敷いて座り、自分が思うひろしまについて、語り合いました。生徒さんは、5人一組、12のグループに分かれ、『ひろしまの大切にしたいところ』『これからどんなひろしまにしたいですか』について、模造紙を囲んで話しました。 もちろん、グループになった生徒のみなさんは、初めましての方ばかり。はじめての授業に戸惑いと期待の表情が見え隠れしています。グループの中で二人一組になって、簡単に自己紹介をした後、今日の先生、河野宏樹さんが、これから始まる「おしゃべりタイム」の5つのルールを説明されました。 一人だけがしゃべりすぎない 相手の話を聞く 自由に模造紙に書く 先生が手を挙げたら、それに気づいて自分も手を挙げる。 それがおしゃべりタイム終了の合図。 「主人と旅人」 主人は自分のグループに留まり、旅人は新しいグループに参加。 5つのルールを頭に入れて、いざ「おしゃべりタイム」スタート。私が参加したグループでは、まず「ひろしま」と聞いてイメージする言葉を、おのおの模造紙に書くことにしました。自然、山、海、川、平和学習 ・・・・・ 5人それぞれが書いた言葉から、だんだん話が派生していきます。 広島のおいしい食べもの 世界遺産が二つもある!広島県 広島の県民性とは? 広島県外にいたからこそ、帰ってきてから見えてくるひろしま 最初は、模造紙の端だけだったのに、みなさんの話とともに、模造紙が言葉や絵で埋まっていきます。ひろしまについて話すことに夢中になり、先生がずっと手を挙げられていることにも気づかないくらい。 一回目のおしゃべりタイム終了後、「主人」はグループに残り、「旅人」は新しいグループへと旅立ちます。そして、新たに出会った人たちで模造紙を囲んで、おしゃべりタイムが始まります。 それぞれ旅を終えて、最初のグループに帰ってきた生徒さんたち。みなさんの真ん中にある模造紙は、書き加えられた新しい言葉と絵で埋め尽くされ、それと同時に自分の頭の中も、「ひろしま」がたくさんになっていたようでした。その言葉の一部を紙に書いて、平尾学長がみなさんの顔と一緒に一人ひとりを写真に撮っていきます。 最後に、生徒のみなさんが主演、心地よいギターの生演奏で、「自分の思うひろしま」の言葉がまるで映画のエンディングのように、生徒のみなさんの笑顔と一緒に映像で流れました。  ご近所付き合い  行動  知る  語る  勇気  自慢する 自分が知らなかったひろしまを再発見した一日。ひろしまを、知る、楽しむ、熱く語る、行動を起こす。まずは家族や友達、隣にいるひとと、ひろしまについて話すことから始めようと思います。授業を終えて帰っていく生徒のみなさんの、和やかで楽しそうな笑顔が印象に残った一日でした。

 (ボランティアスタッフ 小原真奈)

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2010年05月15日(土) 12時00分 ~ 15時00分

教室:広島県立美術館 講堂

サラリーマン、学生、主婦、農家のおじさん、お店の店主さん、会社の社長さん、市民活動家、学校の先生、街の歴史を知るおばあちゃん...。 広島にはたくさんの人が暮らしています。 そんないろいろな世代、立場の人が集まったら、どんな話が出てくるのだろう? Imagineひろしまは、そんな想いから企画しました。 いろいろな人が集まり、広島のいま、広島のこれからについて、ざっくばらんにおしゃべり。 5人一組でフロアに座り、模造紙に自由に絵やキーワードを書きながら、組み合わせを何度か変えつつ繰り返すことで、より多くの人とおしゃべりし、お互いの思いを気軽に交換する機会に。 「わし、広島のこうゆうところが好きなんよのぅ」「私はここが広島の問題だと思うな」「広島はもっとこんな街になってほしい!」などなど、その場のおしゃべりから、知らなかった広島の魅力や可能性に気づくかもしれません。また、同時にこの街の抱える大小の問題点の解決方法が浮かび上がってくるかもしれません。 日常生活ではなかなか会ったり、じっくりお話ししたりという機会のない人たちとおしゃべりすることで、いつもは見過ごしがちな広島が見えてくる。 ファシリテーションの経験豊富な今回の先生、河野宏樹さんと一緒に、そんな楽しい場をみんなで創り上げることができればと思っています。 堅苦しい議論の場ではなく、まずは楽しむことが第一! 普段広島について思うことなどなどを、みんなとざっくばらんにお話し、また耳を傾けてみましょう! 【授業の流れ】 11:30~12:00 受付 12:00~12:20 はじめに/オリエンテーション 12:20~14:00 おしゃべりタイム 14:00~14:10 休憩 14:10~14:40 ふりかえり/感想共有 14:40~15:00 終わりに

※12時スタートとなりますので昼食をすませてからご参加ください。 ※フロアに座ってのおしゃべり、また途中に数回の組代えで移動を伴いますので、動きやすい服装でお越しください。

<先生>

河野宏樹 / 環境教育事務所Leaf代表

ホールアース自然学校職員を経て、環境教育の企画運営を専門に行なう事業所「環境教育事務所Leaf」を設立。愛・地球博の環境教育パビリオン「森の自然学校」チーフインタープリターも務める。 現在は、学校、企業、自治体、公益法人等との協働を通じて環境教育を中心とした事業を行なうと同時に、参加体験型学習のプログラム開発や指導者養成を行なっている。環境に関わる施設のデザイン・教材の制作を行なう(株)Eco-Navi研究所取締役、平和教育をはじめとした参加型体験型学習の企画運営を行なう(特活)これからの学びネットワーク理事、ひろしまジン大学理事も兼務。 広島県北部にて畑付き田舎ぐらしとオフィスに捕らわれることなく働くノマドワークスタイルを実践中。 NPO法人自然体験活動推進協議会(CONE)指導員、日本赤十字社救急法救急員、水質管理工学修士、プロジェクトWILDファシリテーター、プロジェクトWETファシリテーター、(社)日本環境教育フォーラム会員、NPO法人日本エコツーリズム協会「このガイドさんにあいたい100人」、NPO法人日本エコツーリズムセンター世話人 環境教育事務所Leaf

<教室>

広島県立美術館 講堂

住所:〒730-0014 広島市中区上幟町2-22 広島県立美術館は、昭和43(1968)年に開館。 広島市の中心部に位置し、緑ゆたかな国の名勝・縮景園に隣接した都市型の美術館。 平成8(1996)年10月、それまでの施設や内容を一新、縮景園との調和を図り、21世紀にふさわしいアメニティ性の高い美術館として新たに開館。 (1)広島県ゆかりの美術作品(2)日本とアジアの工芸作品(3)1920-30年代の美術作品をテーマに、4000点余りの美術品を所蔵、2階所蔵作品展示室で公開している。 また、3階企画展示室では、特別展を開催するほか、1階図書室や地下1階講堂などでの美術に関するさまざまな催しを通じ、県民に学習の機会を提供している。 そのほか、地階には作品発表の場として県民ギャラリーを設けて創作活動を支援するなど、広島県の芸術文化の拠点として、愛され親しまれる美術館をめざしている。

カテゴリ:【コミュニケーション】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :50人

参加対象:どなたでも。

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