気分は雑誌編集長!
3月20日。
ひろしまジン大学オープン・キャンパス当日の朝、並木通りのレストランバー「koba」。
普段は午後6時からの営業となるお店をこの日は朝から開けていただき、テーブルの上にパソコンを設置したり、カウンターの端っこに簡単な受付を作ったりしながら、オープン・キャンパスの教室準備があわただしく進められていきます。
とにかく初めての授業ということで、私も、ボランティアスタッフさんたちも、ワクワクとドキドキが混ざったような不思議なテンションでいました。
この日、私が担当したのは「気分は雑誌編集長!」という授業。
アリスガーデンで行われている音楽イベント「MUSIC CUBE」の会場で、集まっているお客さんのストリートスナップを撮影し、簡単なインタビューを行って記事にまとめるという体験講座です。
午前11時。
今日の授業で先生をしてくださる、TJ Hiroshimaのリアル編集長、山根尚子さんが会場に到着。当日の流れを再度確認していると、少しずつ生徒の皆さんも集まってきました。
この日集まってくださった生徒さんたちは、もちろんお互いに初対面です。まずは、簡単な自己紹介をして、それぞれ呼んで欲しいニックネームをネームシールに記入し、胸元に貼り付けます。
「私、雑誌が大好きなんです。」
「僕は少しラジオの仕事をしています。」
「会社員をしながら、コピーライターの勉強をしているんですよ。」
それぞれの自己紹介を聞くと、皆さんやっぱり「取材体験」「雑誌編集」ということに、とても興味を持っていらっしゃるということが分かり、お互いにすぐに打ち解けていきます。
あっという間に和やかな雰囲気になったところで、あみだくじを使って3人一組のグループに分かれ、さっそく先生から内容の説明が始まりました。
体験する作業は主に3つ。
①お客さんに声を掛けて、「今日のお目当てのアーティストは誰ですか?」をボードに記入してもらう。 ②記入したボードを持ってもらい、スナップ写真を撮影する。 ③雑誌掲載や個人情報保護の説明をし、承諾書にサインをしてもらう。 なかなか本格的な内容にも関わらず、生徒さんたちは「楽しそう~!」とやる気満々の様子。さすがひろしまジン大学の学生、頼もしい! そしていよいよ取材開始。心配していたお天気にも恵まれ、アリスガーデンにはすでに沢山の人たちが集まっていました。 「あ、あの人に声を掛けてみよう!」 「あのカップルはどうかな?」 知らない人に声を掛けるということ自体、普段はなかなか出来ないことですが、会場の熱気と先生の巧みなヘルプで、生徒さんたちはどんどんお客さんに声を掛けていきます。皆さん、とても初めてとは思えないくらい堂々としておられました。 ある程度の取材と撮影を終えると、次のグループと交代です。 「ただいま~!人がいっぱいいて楽しかったよ!」 「ホント?じゃあ、行ってきま~す!」 取材体験を終えて戻ってきた生徒さんたちが、会場の熱気と楽しい雰囲気を一緒に持ち帰ってきたので、交代する第2便のグループのテンションも、自然に上がりますよね。 カメラやペン、メモ用紙を渡して、元気に次のグループを見送ります。 戻ってきた後は、パソコンでの作業開始。 それぞれ撮影した写真の中から、一番良く撮れているものを選んだり、取材した内容をワードで記事にまとめます。聞いてきたお話を、80文字という短い文章にまとめなければならないことに、皆さん苦労されている様子でした。 先に作業を行った生徒さんたちが、今度は帰ってきた別の生徒さんたちに説明しながら、作業は着々と進んでいきます。 みんなで「あ~だこ~だ」言いながら、時に先生のヘルプを借りながら、それでも素晴らしい内容が出来上がりました! ご協力くださったkobaさん、TJ Hiroshimaの山根編集長をはじめスタッフの方々、ボランティアスタッフの方々、本当にありがとうございました! (高速道路の渋滞の中、諦めずに三原からタクシーを飛ばして授業に参加してくれた大学生のMくん、ありがとう!) この日、生徒さんたちが撮影・取材した内容は、4月25日に発売されるTJ Hiroshima5月号に掲載されます。ひろしまジン大学の記念すべき第一回目の授業の成果でもありますので、見かけた方はぜひストリートスナップのページをご覧になってくださいね!
(ひろしまジン大学 河野尚子)
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※本授業の抽選は2010年3月12日(金)に行います。(抽選予約受付は3月11日(木)24時までとなります。) ※抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は2010年3月18日(木)24時まで先着順でお申し込みを受付いたします。 ※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。 ※授業は中区のレストランバー「koba」を拠点に、アリスガーデンでの取材体験になります。 ※集合は「koba」になります。 ※.取材は野外になりますので、防寒対策など各自でお願いいたします。
カフェで、電車で、コンビニで、普段何気なく手にとって読んでいる様々な雑誌たち。その雑誌がどのように作られているのか、実際に現場に潜入して体験できる講座です。 今回は広島人にはおなじみのタウン誌「TJ Hiroshima」編集部とのタイアップ。3月20日授業当日に行われている「MUSIC CUBE」を取材し、記事にまとめるという実際の作業を体験します。 【授業の流れ】 11:30~集合 ストリートスナップの撮り方、役割分担、コメントの取り方、撮影方法などについて一通り説明。(30分程度) くじ引きにより組み合わせ決定。 12:00~ 参加者ABC+山根でアリスガーデンへ。ほかの人は待機。(待機中必要資料などを制作) ※A(声を掛ける人)、B(撮影をする人)、C(コメントと個人情報承諾書を書いてもらう人)という役割分担をローテーションして3組撮影。 12:45~ 教室に戻って参加者DEFと交代。 ABCは撮った写真を選んだり、ワードで原稿を書いたりという作業を進める。 13:30~ 上記の繰り返しで参加者GHIまで終了。 14:15~ 教室に戻り、最後の締め。 写真選びとコメント作成を仕上げる。 【注意事項】 ※デジタルカメラ、ノートパソコンなどお持ちの方はお持ちください。(実際の制作に使用できるかどうかは、当日確認します。)
定 員 :9人
参加対象:どなたでも。 (授業企画コーディネーター 河野尚子)
<先生>
平谷尚子 / TJ Hiroshima編集部
1976年神奈川県生まれ。広島大学卒業後、編集者に。2008年~2014年タウン誌TJ Hiroshima編集長。現在は誌面制作を行いつつ、雑誌以外の各種制作物を担当。誌面にはペンネーム・山猫として登場している。広島本大賞実行委員、中国ブロック劇王決定戦第3回~第5回審査員、県民投稿型WEBサイト「日刊わしら」編集長
<教室>
koba
住所:広島県広島市中区中町1-4 Rego Bld 3F
TEL:082-249-6556
営業時間:18:00~26:00(水曜日お休み)
並木通り、信号のある交差点、stussyの隣のビルです。
中区中町のRego Bldにあるレストランバー。 通常は6:00pm~2:00amまでの営業。 関西出身で、広島をこよなく愛するオーナーのBOMさんの人柄に惹かれ、ひろしまジンはもちろん、県外や海外からの旅行者も夜な夜な集う人気店。 オープンキッチンで料理される数々のオリジナルメニューは格別。また焼酎からカクテル、ソフトドリンクまで豊富なドリンクメニューを取り揃え、酒飲みも飲めない人も、楽しいトークと音楽を堪能できる素敵なお店です。
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